例文をダブルクリックするだけで、文書を作成できるテキストエディタ。完成した文書はクリップボード経由でコピーしたり、テキストファイルとして保存したりできる。「Awataクリックエディタ」は、例文を組み合わせて文書を作成できるテキストエディタ。表示された「文例」をダブルクリックすることで、指定のテキストをエディタ画面に貼り付けられる。時候のあいさつや結びの言葉などから好みのものを選択し、必要に応じて手作業で編集することで、体裁の整った文書を簡単に作成できる。
ワンタッチで挿入できるのは「文例」「表データ」。「文例」には、あらかじめ「会社用事例」「掲示板など」「メールなど」の各データファイルが用意されている。データはユーザが自由にカスタマイズすることが可能。プレーンテキストファイルなので、簡単に編集できる。設定により、ユーザが独自に作成したデータファイルを使うことも可能だ。
CSV形式の「表データ」を利用することも可能。ダブルクリックで1レコード分を貼り付けられる。例えば、住所録データを用意することで、文書中にすばやく取引先の担当者名などを挿入できるようになる。「表データ」には最大10項目までを登録することが可能。データは各行の先頭に書かれた「よみ」をもとに、自動的に五十音順のタブに振り分けられる。
(「文例」とは異なり)「表データ」として利用できるファイルはひとつだけ。ただし、事前に登録しておくことで、データの出力形式を変えることが可能。「項目データのあとで改行するかどうか」「項目の前後に特定の文字を挿入するかどうか」といった指定を行える。例えば、
- 会社名
- 役職名
- 氏名
のように項目ごと改行したり、氏名のうしろに「様」と敬称を付けたりといったことができる。表データの中から最大7項目を任意の順番で出力することができ、他のアプリケーションで作成したデータファイルを流用することも可能だ(専用のデータファイルに加工する必要がない)。「文例」「表データ」のほかに、ワンタッチで改行や日付、署名を挿入する機能も用意されている。