「SC-Wall」は、フォルダ指定タイプの壁紙チェンジャ。指定フォルダ内の画像ファイルをリスト登録し、登録画像を切り替えながら表示させられる。利用できる画像ファイルはBMP/JPEG/GIF/PNGの各形式。アクティブデスクトップにも対応し、アニメーションGIFも使用できる。

利用するには、壁紙として表示させたい画像ファイルを含むフォルダを指定すればよい。サブフォルダを含める/含めないを指定できる。切り替えの順番は、ファイル名順かシャッフルかを選択することが可能。更新間隔は0秒から最大9,999秒で指定できる。0秒を指定したときは、自動更新を行わない。

さらに、詳細な設定を行うことも可能だ。画像の配置方法を「中央に表示」または「並べて表示」から選択できるのはもちろん、「並べて表示」を選択した際に、画像の面積がデスクトップの指定%以上の場合に中央に表示させるといったオプションが用意されている。

大きな特徴が「デスクトップより大きな壁紙」への対応。

• デスクトップに合わせて縮小
• 縦（または横）だけデスクトップに合わせて、はみ出た方向はスクロール
• 全体をスクロールして表示

タスクトレイに常駐させておけばワンタッチで設定画面を呼び出せるので、お気に入りのあれこれ試しながら壁紙セットをセレクトするときに便利。逆に壁紙チェンジャの設定をすませておき、画像フォルダを監視させておいてファイルだけ出し入れしてアレンジするという使い方もでいる。簡単にいろいろなタイプの壁紙を楽しめるチェンジャソフトで、はじめての人にもお勧めできる。

開発中に苦労した点
Windowsアプリの開発は初めてだったので、VC++でのプログラミングを覚えるのにまず苦労しましたが、数万枚の壁紙ファイルを想定して壁紙リストの更新時間を短縮することと、デスクトップサイズに拠らない最適な壁紙表示方法に悩みました。

ユーザにお勧めする使い方
常駐させて、壁紙フォルダにどんどんファイルを追加していけばよいと思います。新規追加ファイルの選択優先度が高くなるようにリストに追加するので、リストが一巡するまで新規ファイルが壁紙にならない心配もありません。

今後のバージョンアップ予定
ホットキーによる操作の実装、スクロール方式のバリエーションの追加等を予定しています。