指定フォルダ内のファイル名を一括変更できるソフト。わかりやすいシンプルなインタフェースとリネーム自由度の高さが特徴。「GoodRenamer Carbon」は、フォルダ名やアルファベットなどを用いて、ファイル名を一括変更できるソフト。ファイル名の生成要素として利用できるのは、(1)フォルダ名、(2)アルファベットのほか、(3)数字、(4)ファイル名、(5)日付、(6)任意文字列の6項目。これらの中から最大4項目を組み合わせてファイル名を生成することが可能で、自由度の高いリネームを行える。各項目間に、任意の文字を「セパレータ」として挿入することも可能だ。
メイン画面には、項目を指定するための四つのドロップダウンメニューと、項目間のセパレータを指定するための三つのボタンが並ぶ。メニューで選択された項目が順番に組み合わされて、リネーム後のファイル名が生成される仕組み。4番目の項目では拡張子(または何も指定しない)のみを選択できる。セパレータは、ボタンから別ダイアログを開いて、直接文字列を入力して設定する。
大きな特徴は、項目ごとに詳細な設定を行い、さまざまなパターンでファイル名を変更できること。例えば「フォルダ名」と「ファイル名」では、元の名称から任意の一部分だけを使用したり、逆に部分的に削除したりできる。
「日付」では、ファイルの「作成日」「変更日」のほか、「現在(処理日当日)」を指定することも可能。日付の表記を「年・月・日」「月・日・年」など、5種類から選択できるのに加え、表記桁数、区切り文字なども細かく設定できる。「拡張子」の選択項目としては「保持」「自動付加」「保持&自動付加」が用意されている。
リネーム操作は設定後、対象フォルダをメイン画面にドラッグ&ドロップするだけでよい。処理終了後、プレビューが表示され、ユーザの確認後にファイル名が変更される。対象ファイルの処理順は「ファイル名」「変更日」「作成日」から選択できるようになっている。
そのほか、既存のファイル名との重複チェック機能や、「ロックされているファイルを処理対象にする」「ファイル名の長さを31バイト以下にする」といったオプションが用意されている。