FlashGet (JetCar) 分割ダウンロードで、巨大ファイルも失敗なく、高速にゲットできる

例えば1MBを10分割して100KBずつにしてダウンロードを行えば、途中でどこかのブロックがストップしても最低900KBまでは落とせる。また、複数のソケットが同時並行で動作することになるので、結果的にはこの方式の方が極限のダウンロード速度を出せる。たとえ途中で失敗したブロックが出てきたとしても、タイミングを見計らって必要な部分だけを取得すればいい。もちろんレジューム機構はあるから、なんらかの事情で回線が切断されたり、パソコンがフリーズしたような状況でも、細分化したブロックの一部を取得しなおすだけでいい。

なお、「FlashGet」でも複数のファイルをいっぺんにダウンロードすることはもちろんできるのだが、あまりよくばるとソケット数が足りなくなってエラーが起こることがある。サイズの小さなものを大量にダウンロードするような用途にも使えるが、20MBとか30MBといった巨大なサイズのファイルを失敗なく、しかも高速にダウンロードするのに向いているといえよう。

筆者は「FlashGet」のおかげでMicrosoftのアップグレードファイルとか、ベンチマーク関連ソフト、ウィルスチェッカ関連ソフトなど、非常にサイズの大きなものを快適にダウンロードさせてもらっている。これさえあれば、ISDN-64Kでもまだまだ使えるのだ。

今、何してる? 多彩な機能を持つリモートコントロールソフト

LAN上のパソコンの様子を他のパソコンから監視したりする、いわゆるリモコンソフトの一種。リモコンというよりはモニタリングという方が適切か。初心者などのパソコンにクライアントを仕込んでおくと、上級者側のパソコンから様子を見たり、制限をかけたりすることができる。

そのほかにも、親パソコンのデスクトップを全クライアントに貼り付ける、メッセージを全クライアントに送信する、音声メッセージを送りつける、クライアント側でアプリケーションを起動する、リモートシャットダウンができるなど、各種の機能が装備されている。また、ビデオカメラによって勤務状態をキャプチャしたりすることも可能。

Windows XP Professionalではリモートアシスタント機能が装備されているが、フリーソフトで、しかもWindows 95からXPまでなんでも動くというあたりがスゴいところ。一人で複数のマシンを使う場合は、時間のかかる画像処理や印刷処理をそれぞれのパソコンで分散処理させておき、コントロール側から時々、様子をチェックするといった目的にも使える。

機能が強化されたシェアウェア版の「今、何してる?Pro」もある。

【サンプル画像】　■今、何してる?：LAN上の全マシンに対し、デスクトップの状態監視や再起動などのリモコン操作ができる

FinalData スタンダード版 非常に強力な“究極の”ディスクリカバリーツール

たとえフォーマットされたハードディスクからでも残骸を拾い出せるという究極のディスクリカバリーツール。この手のツールはDOS上で動作するものがほとんどだが、「FinalData」はWindows上ですべて動くことと、最低3ステップで回復動作ができるという設計がウリ。いつの間にか消された（消えた）ファイルを探し出して、運がよければ完全復活も可能だ。なお、スタンダード版はNT/2000には対応してないが、別パッケージとして「パーソナル NT/2000」および「エンタープライズ NT/2000」が用意されている。ちなみに、同社の製品にはこの「FinalData」ですら復活できないようにファイルを消し去る「TERMINATOR Perfect」「TERMINATOR Ultimate」というソフトもある。

【サンプル画像】　■FinalData スタンダード版：いつごみ箱から削除したか忘れたようなファイルでも、上書きされていない限りは復活可能

System Selector 2 NTFSとFATを共存できるマルチブートユーティリティ

1台のパソコンにインストールした複数のOSを起動時に選択できるマルチブートユーティリティ。Windows NT/2000/XPなどのNTFS系と、FAT系であるWindows 98/Meをうまく共存できるように調整してくれるところがミソ。本体とは別にパーティションを管理できるマネージメントユーティリティも付属している。インストール時に既存情報をバックアップしたりするため、フロッピーディスクが必要となる。