画質の低下を防ぎながら、画像をきれいに縮小できるグラフィックツール。簡単な操作で、ホームページ掲載用サムネイルなどの画像を作成できる。「縮小専科」は、RGBごとの64ビット演算を使うことで画質の低下を極力抑えるアルゴリズムを装備した画像縮小ツール。アスペクト比を保持したまま、%またはドット単位で画像を縮小または拡大できる。デフォルトで対応する画像形式はBMP/JPEGだが、Susie Plug-inに対応しており、プラグインを導入することで、さまざまな形式の画像を読み込むことができる。
画像縮小専用ソフトということもあり、操作は簡単。元画像の指定→縮小率の設定→縮小の実行→保存という一連の流れをメニュー形式で行え、さらにどの場面からでもボタンひとつで特定機能を呼び出せる。元画像を読み込んだ状態で、コンテキストメニューから縮小を行うこともできる。縮小時には、元画像に対して指定範囲の切り取り、左右回転、RGBごとの明るさ/コントラスト補正といった処理を加えることも可能だ。それぞれの処理場面においてプレビューが表示できるようになっており、色補正時には元画像を含めたリアルタイムプレビューで確認できる。
縮小モードは、パラメータがあらかじめ設定された「中品位」「高品位ソフト」「高品位一般」「高品位シャープ」の4種類から選択できるほか、ユーザが細かな設定を行える「カスタム設定」も選択できる。元画像や縮小サイズなどに合わせてモードを変更することで、好みの画質・サイズの画像が得られる。
縮小した画像は、BMP/JPEGで保存できる。JPEG形式で保存する場合は、圧縮率などのパラメータを細かく設定できる。保存直前の状態においてファイルサイズを計算し、再度圧縮率やコントラストなどのパラメータを変更することも可能だ。保存時に自動的にファイル名を決めてくれる機能もある。
なお、「縮小専科」の上位版として、連続縮小機能などを装備した「縮小専科 PROFESSIONAL EDITION」もある。