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ベクターソフトニュース - 2000.12.02
てすとまん 汎用Q&A てすとまん 汎用Q&A Ver.1.18
図形問題やヒアリング問題も出題できる汎用型学習ソフト
Windows 98/95 フリーソフト
「てすとまん 汎用Q&A」の動作画面
■選択問題だけでなく、解答を入力させる問題も作成できる。操作はマウスによる簡単操作

ジャンルを問わずにどのような問題でも出題することができる一問一答型の汎用学習ソフト。問題ごとに選択式/入力式と解答の方式を変更できるのに加え、図版を使った問題や音声ファイルを使用した問題も出題することができる。問題は、あらかじめ用意されたものだけでなく、オリジナルの問題も自由に作成できる。自分の学習、子供の教育、友達とのレクリエーションと、さまざまな目的に使える。

てすとまんは、
  1. 定められたフォーマットで作成された問題ファイルを読み込んで、
  2. そのファイルに従って問題を出題し、
  3. 成績を表示する
という機能を備えた汎用学習システム。出題できる問題は、ひとつの設問に対して答えがひとつに決まる一問一答型のものに限られるが、出題/解答形式の自由度はかなり高い。

出題できる問題は、文章のみで作成されたものだけでなく、画像(図版)や音声を併用して構成することも可能だ(使用できるファイル形式はBMP/JPEG/WAV)。そのため、数学の図形問題や地理の地形問題、英語のヒアリング、音楽の問題など、工夫次第でさまざまな問題を出題できる。もちろん、てすとまん用に用意された豊富な問題集の中から好みのものをダウンロードして使用できる。

一方、解答の形式は、四択までが可能な「選択方式」だけでなく、キーボードから解答者が直接、解答を入力する「入力方式」も指定できる。問題ファイルに収録されたすべての問題を一度に実行できるほか、10題、20題などと問題数を絞って学習を行うことも可能だ。間違えた場合は、その場で同じ問題が繰り返し出題されるだけでなく、設定問題数がすべて終了したあとに「補習」として間違えた問題だけを再度行える。さらに、単に問題を出して正誤を判定するだけでなく、それぞれの設問に対して解説を付けることができるのも特徴。解説にも画像/音声を用いることが可能だ。学習終了後には成績が表示される。成績はファイルに保存しておくことができる。

なお、学習途中に休憩して、MIDIやWAVの音楽ファイルを聞いたり、AVIを鑑賞できる[気分てんかん]機能も備える。

reviewer's EYE 操作が簡単で、非常に使いやすい学習ソフトだ。最初に問題ファイルを指定して問題数を設定するところ以外は、マウスでボタンをクリックするだけの簡単操作なので、パソコンの操作に慣れていない人でもすぐに操作になじめるだろう。随所に細かくメッセージが出て、次の操作を教えてくれるのもうれしい。

問題ごとに、必要に応じて図版まで利用した詳細な解説を付けることができるのもよい。学習者の理解が深まることはもちろん、指導者にとっても問題の作成時に工夫しておけば、いちいち学習者の質問に答える手間が省けるのは便利だろう。

問題ファイルがテキストファイルで、ワープロソフトやテキストエディタで簡単にオリジナルの問題を作成できるのも便利だ。問題の作成方法についてはReadme.txtに詳細な説明があるほか、サンプルの問題ファイルも添付されているので、それらを参考にすればすぐに飲み込めるはずだ。フォーマットはシンプルで、図版や音声を使用した問題でも簡単に作成することができる。ただし、この問題ファイルが普通のテキストファイルで、フォーマットもシンプルだということは、パソコンの操作に少し慣れた人であれば簡単にカンニングすることができるということでもあるので、その点は注意が必要かもしれない。

てすとまん用に作成された問題集ファイルは、作者のホームページのほか、Vectorのこのページのリンク先からもダウンロードできる。問題集はフリーソフトだけでなく、シェアウェアのものもある。
(秋山 俊)


スクリーンショット》 問題ごとに詳細な解説を付けることもできる
スクリーンショット》 図版を用いた問題の例。この問題では解答をキー入力させている
スクリーンショット》 この問題では図版に加え音声も併用している(画面右下のアイコンに注目)
スクリーンショット》 詳細な成績が成績表に記録される


【作 者】 青山 由樹 さん
【作者のホームページ】 http://www.aoyama-juku.com/
【動作に必要なソフト】 VB 6.0ランタイム
ソフト作者からひとこと
■はじめに

教科により、いちいち異なるソフトを立ち上げるのは煩わしい、図版・音声も使ったすべての教科を出題可能なように、問題データを読み込むことにより、汎用性を持たせた。大手企業のソフトは高額な上、問題を自由に作り替えることができず、自分や生徒にあった学習が難しい。ワープロが打てる程度で、誰でもワープロソフトやエディタで問題作成ができ、問題を改変できる(問題作成方法は、Readmeファイルに詳述)。個人・個別学習に最適な、基礎学習を充実させるソフトがほしかった。

■用途

用途は各自の発想により無限であろう。学校での各教科はもちろんであるが、車・バイク好きな人ならば図版を作り車種を問題にしてもいいし、草花を写真で蒐集し、図鑑問題にしてもよい。自分の趣味を形に残せることにもなろう。また、単純に暗記カードとしての使用でもいいだろう。問題によって、友達とゲーム感覚で遊ぶこともできるかもしれない。

■問題作成の“こつ”

問題のデータファイルの組み方で、サンプル問題のように教科を混在させることも自在にでき、「まとめの問題」も作りやすい。問題作成は10〜20題ぐらいで単元別に作り、いくつか単元別問題ができたら、単元別問題を結合して「章のまとめ」問題にするとよい。より効率的に問題が作成でき、学習効果も上がる。

■学習方法

単元別問題を最初に学習するときは、[順番に学習する]で始めて、2回目・3回目以降は[順番に学習する]以外を選択してランダム学習をするとよい。「章のまとめ」は問題数(デフォルトは全問)を設定して、最初からランダム学習をするとよい。基礎学習の要諦は繰り返すこと。気軽に繰り返し反復学習を“楽しもう”。

■学校や学習塾での使用(ライセンスを取得してください)

生徒一人ひとりに対応できるので、授業時間外にも生徒の時間にあわせて学習させることができ、解説を詳しくすることで、生徒の理解もより一層増す。それぞれコンピュータの設置状況が異なるので、成績情報をフロッピーディスク(FD)に保存できるようにした。教員はFDを確認して、生徒の学習状況を的確に把握できる。

■「てすとまん」効果

基礎学力の向上以外にも、コンピュータに慣れ、キーボード入力問題で実践的なキータイプ力が自然に身に付く。今後、ますますコンピュータが必要な時代になってくる中で、早い時期からコンピュータに触れることも重要であろう。一石二鳥の効果を期待したい。

■おわりに

ユーザの方々の貴重な意見や感想を取り入れながら、現バージョンまできたが、小学校1年生から社会人まで幅広く使用してもらいたいと思い、一番気を使ったのが、動作の安定性と操作の単純性だ。動作が不安定では、子供たちの信頼をなくし、気軽に繰り返し学習を“楽しん”でもらえなくなる。また、いちいち操作方法を読まなければ使えないようでは、これまた気軽にできない。この二点を守りながら、今後もより充実した機能を付加していきたいと思っている。
(青山 由樹)
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フリーソフト
てすとまん"汎用(はんよう)Q&A" 1.51 すべての教科・一般教養・趣味など何にでも使える、汎用一問一答型学習ソフト (2,976K)



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