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Pocket Vector ソフトニュース - 2003.11.29

	PenDoc 　2.7 Palm上での文書編集が可能なDocリーダ ■PalmOS　■フリーソフト

Palmに取り込んだDocデータを編集/閲覧できるソフト。エディタとしての機能のほか、文書内の移動や検索などの機能も使いやすく設計されている。

■ 読み込んだDoc形式データを編集して保存が可能。エディタとして便利に利用できる

「PenDoc」は文書編集機能を備えたDocリーダ。起動するとインストールされているDoc データが一覧表示されるので、編集/閲覧/情報/削除を指定してデータを選択していく。外部メモリ上のデータも一覧を切り替えて表示できる。

「編集」ではDocデータの内容を自由に改変/保存することができる。文書はレコードという単位で区切られており、レコードの追加/削除や、指定場所でのレコード分割も可能だ。新規データ作成時にはデータの暗号化や圧縮の指定も行える。検索ダイアログでは、文字列の検索とレコード番号や文字数を指定しての移動が可能だ。

「閲覧」では、画面タップによるスクロールやレコードの前後移動でデータを参照することができる。「情報」では、文書名の変更のほかにレコード数やデータサイズなどの参照、PCへのバックアップやプライベート設定のON/OFFなどが行える。

メニューのオプションからは、アプリ終了時の文書表示位置の保持、データの自動保存、改ページ時の行の重複表示などの可否を指定することができる。ハイレゾ表示やジョグダイヤルに対応するほか、「Crs-MeDoc」（高橋大樹さん：作）との連携機能を備えている。

◆その他のスクリーンショット

■ Docデータとモードの選択画面。閲覧モードで快適に読むこともできる	■ 文字検索のほか、レコードの移動も可能だ。画面は「まだらの紐をめぐる冒険」（コナン・ドイル：作　山透司悠丸：訳）より	■ 「情報」画面では、サイズやレコード数などのデータのほか、プライベート設定なども行える

	多機能ではないが、簡潔で完成度の高いソフトだ。閲覧のしやすさとエディタとしての便利さが追求されている。Palmのメモ帳のように文書サイズを気にせずに記述することができ、外部メモリに書き出して多くの文書を保存/閲覧できるようになる。この機能でフリーソフトとして公開されている作者に惜しみない賛辞を送りたい。 Medoc形式には正式に対応していない（インデックスによる移動ができないだけで、すべての文書表示は可能）が、高橋大樹さんによる「Crs-MeDoc」と連携し、閲覧と編集を分担させることでさらに便利に活用することができる。（RUF＠PalmSpot.Net）【作　者】入交和彦　さん【作者のホームページ】 http://www.juno.dti.ne.jp/~nyuko/

■ ソフトを開発しようと思った動機、背景

私がPalmと出会った頃（約2年前）には、既に非常に優れたフリーソフトがたくさん流通しており、ユーザは利用目的に応じて（フリーソフトをインストールして）カスタマイズすることが楽しみであったと記憶しています。

私の場合、PCよりPalmへインストールしたDOC文書の一部を移動中に編集したいという要望がありましたので、本ソフトを作成しました。あくまでも趣味として作成する過程を楽しんでいるため、？な部分が散見されますが、遊びの部分だと笑って頂ければ、幸いです。

（入交和彦）

上で紹介したソフト（およびその関連ソフト）のダウンロードページにジャンプします。ダウンロードページから、FTPまたはHTTPでソフトをダウンロードできます。ダウンロードページには、作者データページへのリンクもあります。MyVectorサービスをご利用いただいている場合には、右側のリンクでソフトウォッチに追加することができます。

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PenDoc 2.7　Palm上でDOCファイルを編集できるエディタ　(39K)