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Pocket Vector ソフトニュース - 2003.05.10
PocketTutor PocketTutor  2.5
TOEIC対策用の単語・文法テストが行える、音声データつき英語学習ソフト
PalmOS 製品:試用可 (初級編/中級編 各4,800円)
単語と文法の学習が可能なTOEIC対策ソフト。暗記学習のほか、詳しい解説付きの文法テスト、スタイラスの手書きや音声データを利用した単語学習などが行える。


メイン画面
■ 独自の手書き認識機能で、豊富な単語をスタイラスで書いて暗記。もちろん試験でも手書き解答が必要だ

「PocketTutor」は効果的なTOEIC用英語学習が行えるソフト。学習データは初級編(TOEIC500〜600点を目標)と中級編(TOEIC700〜800点を目標)があり、どちらも1000以上の単語と200問以上の文法問題が用意されている。起動後は単語学習の「Vocabulary」と文法学習の「Grammar」を選択して開始する。

単語学習の「Vocabulary」は、問題のジャンルを選択する「出題リスト」、単語を参照・設定する「単語予習」、暗記カードのように単語と訳を自動表示していく「FlashCard」、単語テストを行う「単語試験」の4つのパートに分かれている。なお、どのパートも音符アイコンがある場合は、単語や例文の音声データを再生して学習することが可能だ(一部デバイスのみ)。

「単語予習」では、単語をタップして訳を簡易確認する「単語一覧」、単語試験などに出題する/しないを決める「出題指定」、個々の単語の例文や解説を表示する「詳細画面」の3つのモードを切り替えて学習する。下部のアイコンで、英日/日英の訳表示を変更したり、スタイラスで単語を手書き(独自の手書き認識を搭載)で練習したり、前回の試験の結果を確認したりすることができる。

「FlashCard」は自動表示される単語と例文を見てすばやく訳を思い出していく、という練習機能。手動での出題に切り替えたり、英単語を解答する設定にしたりすることも可能だ。メイン機能の「単語試験」は、訳と例文から制限時間内に単語をスタイラス入力して解答するもので、解答時にヒントを受けたり、誤答した単語をその場で復習したりといった機能がある。試験結果は単語別、出題リスト別に参照できるほか、「単語一覧」の単語に正答率の色別表示で反映される。

文法学習の「Grammar」は「出題リスト」と「四択問題」の2つのパートとなり、「四択問題」では英文を完成させる穴埋め問題のテストが行える。解答後には詳しい文法解説があり、理解を助けてくれる。

なお、「FlashCard」や「四択問題」などの操作にはハードキーの使用が可能。また、CLIEのジョダイヤルにも対応している。
◆その他のスクリーンショット
スクリーンショット スクリーンショット スクリーンショット
■ 「Vocabulary」の各種メニュー画面。試験結果の参照や詳細設定の変更などが行える
■ 自動的に問題が次々と表示されていく「FlashCard」。思い出す速さを訓練できる
■ 文法問題は四択方式で出題。一問ごとに表示される解説がとても親切だ
reviewer's EYE 英語のコミュニケーション能力判定テストとして、数多くの人が受験するTOEIC。聞き取り問題や実用的な英語が出題されるとあって、勉強の方法も受験勉強のようにはいかないこともある。このソフトは音声出力からスタイラスでの手書き練習、解答の説明の丁寧さ、登録内容の豊富さなど、非常によく作りこまれていて、TOEICのための基礎的な語彙力・文法理解には大きく役に立つソフトになっている。

特徴的な機能以外も、カスタマイズの自由度やインタフェース、操作性なども申し分なく、移動中の電車の中やちょっとあいた時間など、場所を選ばずすぐにPalmを起動させて学習を始めることができる。じっくり勉強したい人は、PC版と連携させればさらに効果的に活用できるだろう。

英語や語学学習に興味があっても、勉強にとっつきにくさを感じている人にはぜひ試してみてほしい。語学をかじる面白さに気づかされるはずだ。
(塩野貴之)

【作 者】 アクアマイクロ(株)
【作者のホームページ】 http://www.aquamicro.com/
【備 考】 PalmOS4.0以上に対応。体験版では一部のデータのみ確認できる。音声データについては対応デバイスの確認を
【補 足】 PC版となるExamMaster Proとの連携機能もある
ソフト作者からひとこと
■ ソフトを開発しようと思った動機、背景

PDAの英語学習ソフトを開発するきっかけは、自分が社内プロモーションでTOEIC受験に直面している際、通勤や移動中という空き時間を利用し、参考書で勉強しなければならなかったことがありました。もし、時間に制約のある多くのビジネスマンの方々が、携帯電話やPDAのような混んでいる車内でも片手でサクサクっと勉強できるものがあればいいな、との思いからです。

■ ユーザにお勧めする使い方

TOEICテストでは、問題に正解していても時間を要していないかどうかがポイントです。ユーザにお勧めする使い方として、参考書学習だけでは気づきにくい、解答所要時間表示もぜひご活用ください。また、PDA学習のみならず、その学習履歴を同期化できるパソコン側のExamMaster Proも併用いただくとより効率よく短期間に成果があげられると思います。

(アクアマイクロ(株))
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