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Pocket Vector ソフトニュース - 2002.10.09
ACV! -Ami CSV View!- ACV! -Ami CSV View!-  0.6.1
CSVファイルをPalmで閲覧可能にするコンバータ&ビューア
PalmOS フリーソフト
Excelなどで作成したCSVファイルを、表形式で閲覧できるようにするソフト。Palm用ビューアのほか、PCでCSV→PDBのファイル変換するツールとExcel2000用の変換アドインソフトが同梱されている。


メイン画面
■ CSVデータをPalmで閲覧。表はハードキーやジョグダイヤルでスクロール操作が可能だ

「ACV! -Ami CSV View!-」はCSVデータを表形式のままPalmのビューアで見られるようにするソフト。PalmにデータをHotsyncするにはPDB形式のファイルを作成する必要があるため、アーカイブに同梱されているWindows用のCSV→PDBのコンバータ、あるいはExcel上から直接PDBファイルを作成するアドインソフトを使用する。

CSV→PDBのコンバータは、起動後CSVファイルの場所を指定して「変換開始」を押すだけで終了する。また、Excel2000用アドインも、アドイン登録後ウインドウの「CSV」ボタンを押し、Excelで範囲を指定して「Convert」ボタンを押せば選択範囲のデータがPDBに変換される。こうして作成したPDBファイルをHotsyncで送れば準備は完了だ。

Palm用ビューアを起動すると、インストールされているPDBファイルのリスト画面となり、ここから閲覧したいファイルの選択や削除指定が行える。「OPEN」ボタンでファイルを開くとデータが表形式で表示され、ハードキーでスクロールさせながら(表の1行目/1列目は固定)閲覧することができる。「予定表」キーでページ送りモード(10行ずつのスクロール)にすることも可能だ。

操作はハードキーのほかジョグダイヤルにも対応。そのほか、セル内の文字配置変更(左ツメ/センタリング/右ツメ)や、操作時のサウンドのON/OFFなどの機能を備える。
◆その他のスクリーンショット
スクリーンショット スクリーンショット スクリーンショット
■ セル内の表示位置は、センタリングや左右ツメを選択できる
■ CSV→PDBのコンバータは、位置を指定してすぐに変換することが可能だ
■ Excel2000用アドインでは、Excel上で範囲を指定してのPDB変換にも対応している
reviewer's EYE 簡単に操作できる2種類のコンバータがセットになっていてとても便利だ。特に「Excelアドイン版」では、コンバートしたいCSVデータの範囲選択を指定して手軽にファイルを作っていけるので、「出先で閲覧する」という目的だけでなく、表形式の簡易データベースを作ることもできそうだ。

閲覧時のインタフェースもシンプルながらしっかりとまとめられていて使い勝手がよい。ただ、CSVデータがそこそこの大きさだと、どこを見ているのかわからなくなったり、目的の場所を見つけにくくなったりすることがあるので、ワードでの検索機能やしおりを挟むような感じのマーキング機能などがあるとよいかもしれない。
(塩野貴之)

【作 者】 mizuno-ami さん
【作者のホームページ】 http://members.tripod.co.jp/mizuno_ami/
【備 考】 コンバータの使用にはVB6.0が必要。CSVデータは1行で100列/30000文字以内などの制限あり。また、ハイレゾ表示には非対応
ソフト作者からひとこと
■ ソフトを開発しようと思った動機、背景

「CSVファイルを簡単に持ち出して閲覧したいので、作ってくれませんか?」というメールが届きました。
え?
でも、Vectorさんの作者ページ、ここには『ご要望に合わせて作りますので、お気軽にドウゾ。』と登録してあります(笑)。
と言う事で、挑戦させていただきました。

■ 開発中に苦労した点

開発前に、次のような大きな問題があることが予想できました。
  • 比較的大きなCSVデータをどうやってデータベース化するか。
  • そもそも、NS Basicでは、その処理速度が実用的になるかどうか。
そこで、まずはテストとして、PDBファイルの構造を調査するところから始めました。これはやってみると、意外と簡単であることがわかりましたので、コンバータとビューアのセットで作成できると考えました。

一方、処理速度については、上下のスクロールを伴う描画の速度が大きな課題でした。むしろ、致命的な課題です。自作の買い物メモ(A.S.M)では、行数が固定でしたので、何とか誤魔化せましたが(笑)、こちらはそういう訳にはいきません。
いろいろ考えた挙句、グラフィック画面をスクロールさせる、というNS Basicでは予想外の方法に可能性を見出しました。そして、試行の結果、何とか及第点をいただける速度のモノを作り上げることができました。

■ ユーザにお勧めする使い方

お勧めはアドイン版のコンバータです。エクセルは、表計算のデータの他にURLを開くことが出来ますので、時刻表やカロリー表など表形式の情報を持ったサイトを開き、その場でACV!アドインを使って変換すれば、簡単に持ち出し可能なデータを作ることが出来ます。 私は、近所の映画館サイトから上映時間や、会社の月間予定をイントラネットから取り込んで使っています。

■ 今後のバージョンアップ予定

現在公開しているバージョン、Ver.0.6.xは、閲覧を主体としたモノですが、編集も出来るバージョンの開発も進めています。ただし、こちらが完成すれば、パソコン側にデータを戻す仕組みも考えなければなりません。
こちらは、時間的にちょっと辛いのが現実です(笑)

(mizuno-ami)
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上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のダウンロードページにジャンプします。ダウンロードページから、FTPまたはHTTPでソフトをダウンロードできます。ダウンロードページには、作者データページへのリンクもあります。MyVectorサービスをご利用いただいている場合には、右側のリンクでソフトウォッチに追加することができます。
フリーソフト
ACV! -Ami CSV View!- パソコン上のCSVファイルをPalmで閲覧できるビューアー 



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