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Pocket Vector ソフトニュース - 2002.07.06 |
SIGN de LOCK for PocketPC 1.0.30
起動時に手書きのサイン認証が行えるセキュリティソフト ■WindowsCE ■製品:試用可 (4,100円) |
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手書きサインの認証で他人の起動やActiveSyncを防ぐセキュリティソフト。サインの形状だけでなく、書き順や書く速さも登録されるので、確実な照合が行える。
「SIGN de LOCK for Pocket PC」は、起動時にサイン認証することで他人に見られたくない情報を守るソフト。サインの登録手続きは、スタートメニューの「設定」を開き、システムタブ内の「サインの設定」から行う。「サイン管理」から登録ウィザードが開始するが、登録前にサインの練習やサイン凡例の参照が可能で、手書きサインに慣れない人でも安心して登録できるようになっている。 本番のサイン登録では3回のスタイラス入力を行ない、3回とも同じものと認証され、最後の照合テストが成功すればそのサインが登録される。記入する位置はどこでもよいが、サインの形状、書き順、書くスピードなどが判断材料となリ、同一のサインが再現できない場合は登録することができない。 登録ウィザードでは、サインを忘れてしまった場合の「リカバリー」機能も設定できる。これを設定すれば、サイン認証に失敗しても、数字パスワードを入力してキーワードなどでサイン形状を思い出させたり、質問と回答で認証したりといったことが可能だ。 「起動時にサイン認証を強制する」のボックスをチェックすると、電源が入ったときにサインが求められるようになり、ActiveSyncも行えなくなる。ActiveSyncはサイン認証後にPocketPC側でPC連携モードにすることによって接続される。 そのほか、照合レベルの3段階(高/標準/低)の変更や、サイン入力時の軌跡を表示する/しないといった設定が可能だ。 |
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PDAは手軽に持ち運べて便利な一方、簡単に持っていかれてしまうという危険性もある。実は筆者も先日車上荒らしにあったばかりなので身にしみているが、機密情報など公開できないデータは本体以上に価値があることもある。そういったデータの流出を抑えるためにも、特別な装置を追加することなくセキュリティを確保できるこのソフトは非常に重要であろう。
ただ日本人は日頃「サインをする」ということが少ないので、慣れてくるまでは画数の多い漢字など複雑なサインを登録するのは控えた方がいいだろう。登録するときはゆっくりと書いて登録するのがコツである。 ActiveSyncでの接続遮断機能がありこれも便利だが、ActiveSyncするときの設定変更などが面倒なので、ActiveSyncの遮断機能と起動時のサイン認証とは別にON/OFF設定できるようにできるといいかもしれない。 (ピンフ)
【作 者】 (株)メディアヴィジョン 【作者のホームページ】 http://www.mvi.co.jp/ 【備 考】 試用期間は10日間 |
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