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Pocket Vector ソフトニュース - 2002.05.08 |
M.C.E (Mystery Circle Editor) 2 R1
幾何学模様を自由にデザインできるドローソフト ■PalmOS ■メールウェア |
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円や方形などの幾何学模様を描くことができるドローツール。スタイラスの操作のみで図形を描画できるのが特徴だ。画像のインポートやエクスポートにも対応している。
「M.C.E.((Mystery Circle Editor)」は、直線や円や四角、星型といった図形などを描画できるドローツール。ペンダウン(タップ)やペンアップ(離す)、タップしたまま、マルチタップ(複数回のタップ)、3種類のドラッグ(大きなドラッグ/上下に小さくドラッグ/左右に小さくドラッグ)といったスタイラス操作で描画がすべて行える。 描画は、(1) 線や図形の種類選択、(2) 角度調整、(3) 大きさ指定、(4) 位置指定、という流れで各条件を設定して行う。まず、画面へのタップ回数で「線や図形の種類」を指定する。最初の1回のタップ時に、すぐに大きくドラッグすれば直線を引くモードとなり、タップ後そのままにしておくと円を描く指定となる。連続してタップすれば、タップ数に応じて、正三角形/正方形/正五角形/正六角形/星型の6種類が選択できる。 図形の選択後は「角度調整」となり、タップ地点を中心に図形が回転する。希望の角度になったら大きくドラッグして決定する。角度が決まると「大きさ指定」となり、変化する図形の大きさを見て、同様に大きくドラッグして決定する。ここでドラッグした先が図形の「位置」となり、実際に画面に描画される。 「角度調整」や「大きさ指定」時には、上下に小さくドラッグすることで、回転方向や拡大/縮小の変更ができる。また、「大きさ指定」時に左右に小さくドラッグすることで、図形の塗りつぶし/中抜き/細線の中抜きの3種類が選択できる。直線を引く場合も同様に線種変更が可能だ。 画像は同時に10ページまで描画することができ、ページを切り替えて画像をコピー&ペーストすることも可能だ。画像データを.pdb形式でHotsyncからPCにインポート/エクスポートしたり、赤外線通信でやりとりしたりすることもできる。画像には、作成者名/作成日/最終更新日が記録され、メモを残すことも可能だ。そのほか、画像のライトプロテクトや、ペン認識の速度設定も行える。 |
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「ただ図形を描くだけ」のソフトではあるが、実際に使ってみると、真っ黒で何もない画面に図形がどんどん描画されていく様は、一種の「心地よさ」を感じる。感覚的には「終わりのないパズルゲーム」をずっと楽しんでいるという印象だろうか。作者のサイトにギャラリーや見本が掲載されているが、慣れてくればあのような作品を作ることが可能なので、じっくりと腰を落ち着けて取り組むといいだろう。筆者も普段あまり体験しない作業だけに、しばらくしてくると夢中になってついつい時間を忘れて楽しんでしまった。
どうしても操作に慣れないという人は、オプションの「各種設定」で認識時間を大きめにするとよい。そこでコツがつかめれば、サッと操作をして自分の思い通りに使いこなせるようになるだろう。Readmeには、上級者向けの「ガイドライン引き」「点描」などのテクニックも解説されている。逆に適当な操作で、万華鏡のように偶発的に生まれる模様を楽しむのもいいかもしれない。 画面は常にコピーをとっておけば簡易UNDOになるが、やはりUNDOは独立してあるほうが良いので、UNDO機能の実装に期待したい。 (塩野貴之)
【作 者】 もとのんべ さん 【作者のホームページ】 http://www.asahi-net.or.jp/~km2m-fjn/nonbe/ 【備 考】 無料のユーザ登録を行うと、エクスポート機能が有効になる |
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上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のダウンロードページにジャンプします。ダウンロードページから、FTPまたはHTTPでソフトをダウンロードできます。ダウンロードページには、作者データページへのリンクもあります。MyVectorサービスをご利用いただいている場合には、右側のリンクでソフトウォッチに追加することができます。
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