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Pocket Vector ソフトニュース - 2002.mm.dd
FunkyOneKey FunkyOneKey  1.10
ボタンひとつの操作で楽しめる、近未来世界のアクションパズルゲーム
PalmOS シェアウェア(1,000円)
ワンキー操作でプレイする面クリア式のアクションパズルゲーム。床のポールを上げ下げして円筒状の物体を移動させ、トラップをかいくぐってゴールまで誘導するのが目的だ。

メイン画面 ◆ 動画コンテンツ 
今回紹介したソフトを、動画コンテンツでご覧になれます。(WMV形式)

MOVIE FunkyOneKey (ISDN向け 64Kbps 272KB)
MOVIE FunkyOneKey (ADSL向け 1Mbps 5,189KB)


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■ 転がりつづけるCANにポールをひっかけて上手に誘導。ゴールまで辿りつけばクリアだ

「FunkyOneKey」は、近未来的な世界を舞台にした、タイミング命のアクションパズルゲーム。転がり続ける円筒状の物体「CAN」を誘導し、ゴールまで辿りつくことができればステージクリアだ。

プレイヤーが操作できるのは、ステージに配置された「ポール」のUP/DOWNのみ。このポールが上がっているときにCANが触れると、CANはポールを軸に回転し始めるようになる。この状態でプレイヤーはタイミングを計ってポールを下げ、任意の方向にCANを転がすことができるという仕組みだ。ポールが下がっているときにはCANは素通りするので、回転させたくないときにはDOWNの状態にしておけばよい。

ステージには、CANを跳ね返してしまう壁や段差、動く床やベルトコンベアーなど、さまざまな仕掛けがある。さらに、これらのトラップを変化させるスイッチが床に配置されており、CANが通過することによってスイッチがONになる。これらのスイッチを有効に利用しないとクリアできないステージや、通過するスイッチの順番を考えなければならないステージもあり、プレイヤーを悩ませる。

床のない部分にCANが転がってしまうとミスとなる。ステージは自由に選択できるので、ミス後も何度でも再チャレンジすることができる。ステージは10面が用意されており、さらに追加ステージをダウンロードしてプレイすることも可能だ。

操作は任意のハードキーまたはスタイラスのタップで行う。設定でキー+タップ、キーのみ、タップのみ、Up/Downキーのみの4種類が選択できる。また、速度も3段階で変化させることが可能だ。プレイ中のギブアップはメニューから行える。
◆その他のスクリーンショット
スクリーンショット スクリーンショット スクリーンショット
■ スイッチを通過すると通路が開く。このほかさまざまな仕掛けがある
■ ゴールは目前だがスイッチが作動していないので道ができていない
■ ステージ選択画面。ステージにはそれぞれコメントが用意されている
reviewer's EYE メタリックな質感が表現された画面と、単純かつ奥の深いゲーム性は十分「その気」にさせてくれる。実際プレイしてみると、ある程度リトライすれば感覚がつかめ、徐々にクリアできるようになるところも秀逸といっていいだろう。歯ごたえがあり難易度は本格的だが、いたずらに難しいということはなく「おもしろ難しい」という印象だ。ややもすればただ単に難しいだけになりがちなジャンルのゲームだけに、このゲームバランスのよさは評価できる。

ReadMeによるとカラー版は開発中ということなので、今後に注目したい。このメタリックな雰囲気をカラーで表現するとどういう感じになるのか興味深いところだ。
(塩野貴之)

【作 者】 Suzhar Entertainment さん
【作者のホームページ】 http://homepage.mac.com/funky1key/
【備 考】 レジスト後は作者のホームページで公開されている追加ステージがプレイできる
ソフト作者からひとこと
■ ソフトを開発しようと思った動機、背景

FunkyOneKey は、名前の由来にある One Key (一つのキー)のみでプレイできるゲームを目指したもので、コンセプトとしては数年前から持っていました。しかし当時のPCゲームなどの開発環境はハードルが高く取っつきにくいためゲーム化できませんでした。

Palm OS でゲームを開発しようと思いたったのは1年以上前で、初めて買った Palmにも慣れ、CodeWarrior for PalmOS やREALbasic3 といった開発のための環境が整ったからでしょう。

当時の Palm デバイスのシンプルな作り(モノクロで低解像度の表示、単純な音源、制限されたメモリ資源など)がどこか古き良きマイコン時代(年がバレますが)を思わせたのも一因かもしれません。

■ 開発中に苦労した点

しかし、いざ開発を始めてみると問題が山積みでした。不慣れなPalm上のプログラム開発と並行して、Mac/Win両用のマップエディタやコンバータの開発が必要だったこと、さらにプレイ用のシナリオデータも作らなければならず、仕事終わって帰宅後の深夜にこつこつ続けても1年を越える開発期間がかかってしまいました。

その苦労の甲斐あってか、ぎりぎり締め切りに間に合わせることができた2001年度のPalmOSソフトウェアコンテストでは、ソニー賞をいただくことができました。

■ ユーザにお勧めする使い方

苦労した中でも特にシナリオ内の各マップは、仕掛けや攻略法などバラエティやバランスに気をつけ、全てのマップについて複数のPalm機で確認しています。全体的にちょっと難易度が高めですが、ぜひ追加シナリオも含め全てステージコンプリートを目指してみてください。

■ 今後のバージョンアップ予定

現在、アルファ版レベルのマップエディタ/コンバータをなんとか公開できるレベルにすべく奮闘中です。それによりオリジナルのシナリオを作成できますので、遊び方を広げていただけるのではと思っています。

さらには、ゲームのカラー化、追加のシナリオなどを予定しております。なかなか開発のための時間が取れず遅れ気味ですが・・

■ 最後に

今回このソフトレビューで FunkyOneKey をお知りになった方には、是非一度 Palm にインストールしプレイしてみて、感想・ご意見・叱咤激励なんでも作者宛にメールいただければ幸いです。
(Suzhar Entertainment/ねこいち)
GO! DOWNLOAD
上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のダウンロードページにジャンプします。ダウンロードページから、FTPまたはHTTPでソフトをダウンロードできます。ダウンロードページには、作者データページへのリンクもあります。MyVectorサービスをご利用いただいている場合には、右側のリンクでソフトウォッチに追加することができます。
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