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Pocket Vector ソフトニュース - 2001.12.19
スキヤキウォーズ スキヤキウォーズ 1.0
スキヤキ鍋の具の取り合いをするコミカルなアクションゲーム
PalmOS シェアウェア (500円)
スキヤキ鍋を舞台に、Palmと「具」を取り合うコミカルなアクションゲーム。取った具材の数や順番で役を作っていくというルールが特徴だ。

メイン画面 ◆ 動画コンテンツ 
今回紹介したソフトを、動画コンテンツでご覧になれます。(WMV形式)

MOVIE スキヤキウォーズ (ISDN向け 64Kbps 282KB)
MOVIE スキヤキウォーズ (ADSL向け 1Mbps 5,361KB)


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■ 具が回るスキヤキ鍋に、タイミングを見計らって箸を伸ばす。取るか取られるかの熱い戦いだ

「スキヤキウォーズ」は、Palmを相手に箸でスキヤキの具を取り合うというアクションゲーム。鍋の中を動き回る具をタップして取っていくが、箸が伸びるまでに若干のタイムラグがあるので、具の動きを先読みしながらタップするのがポイントとなる。

具には、肉(4点)、豆腐(3点)、ネギ(2点)、シラタキ(1点)の4種類があり、制限時間内に獲得した点数の総合計で勝敗が決定する。取った具材は、画面上に表指示される。

取った具の数や順番で「役」が設定されており、役の点数が最後に加算される。役には、肉・ネギの順番で続けて取る「かもねぎ」(1点)、順不同で全種類の具を取る「バランスよし」(2点)、豆腐/シラタキのいずれかを5つ取る「白一色」、豆腐を3つ連続で取る「三連豆腐」(4点)、ネギを4つ連続で取る「ネギ四本」(6点)、シラタキを5つ連続で取る「いや〜ん」(7点)の6種類がある。

同じ具をPalmとプレイヤーが同時につかんだ場合はバトル画面となり、画面に表示されたハードキーを連打して相手から奪取する。引き合いの強さは中央のゲージで表示され、ゲージが緑色(グレイスケールでは明度の高い方)でいっぱいになった方が勝ちだ。一定時間がたってもバトルが続く場合は、優勢な方が獲得になる。

メニューの「ゲーム設定」からは、ゲームの難易度を3段階、Palmの強さを3段階、役のある/なし、サウンドやBGMのON/OFF、プレイヤー名が設定できる。Palmとの対戦成績の記録を参照することも可能だ。
◆その他のスクリーンショット
スクリーンショット スクリーンショット スクリーンショット
■ 同時に同じ具をに掴むと箸バトルが開始。ひたすら指定されたハードキーを連打する
■ 役は揃った時点で自動的に判定され、役の名前が表示される
■ タイムアップ後の集計画面。役の出来が勝敗を左右する
reviewer's EYE まるでマンガのひとコマを彷彿とさせる新感覚のゲームだ。実際プレイしてみて「歯ごたえがある」という印象を受けた。鍋の中をまわっている具をスタイラスペンでタップしていくだけなのだが、慣れないうちはこれが以外に取れずに難しい。

難易度やCPU(Palm)の強さも設定できるが筆者が見たところ、CPUの強さ設定では具を取る際のミス率を調整しているように感じた。もちろん「強い」に設定をするとミス率もグンと減り、バトル画面でもゲージの上がり方が早いので、よほど慣れていないと対等にやりあえないだろう。

コツというほどではないが、先読みがこのゲーム最大のカギとなる。当たり前だがCPUはミスなく取り、着実に役を狙ってくる。これに対抗するには、こちらも役をしっかりと記憶した上で、取ろうとした具をCPUに取られてしまっても瞬間的に次の役づくりに転換できる判断力が必要になる。

やはり残念に感じたのは対CPU戦しかないことだ。のめり込んでしまうゲームなので、ぜひともPalmを2台使用して仲間同士でプレイしてみたい。また、具と役を増やして、偶発的に(いわゆる「ガチャプレイ」で)予期せぬ役ができてもいいかもいれない。
(塩野貴之)

【作 者】 たこ2 さん
【作者のホームページ】 http://www.t2bp.com/
【備 考】 グレースケール版もアーカイブに同梱されている。また、試用期間中は10回までのプレイが可能
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

Palm 等のPDA機器には、ペン入力という、パソコンや携帯ゲーム機にはない独特の入力方法があります。これを使ったゲームを作りたいと思い、このスキヤキウォーズを作 りました。

家でスキヤキをしたとき、よく、兄弟と肉を取り合った思い出があります。残りひとつの肉を二人で引っ張り合い、親に怒られたものです。本当はマナー違反で、やってはいけないんですが、思いっきり引っ張り合いたいという気持ちを込めて、あの取り合いの場面を作りました。

■開発中に苦労した点

最初は、ランダムに現れる具を、ペンでタップして食べていくだけのゲームにする予定でした。たまたま具を動かしてみたところ、なかなか愉快なゲームになりました。その代わり、具を動くようにしたため、同じ具の取り合いなりにくく、タイミングを調整するところで苦労しました。

■ユーザにお勧めする使い方

最初はなかなか具を取れずに、もどかしい思いをするかもしれませんが、慣れれば爽快です。相手にひとつも食べさせないつもりで挑みましょう。

あと、決まった順序で具を取ると、「役」ができて、自分のスコアに追加されます。これを利用して、戦略的(?)に勝敗を有利に運ぶやり方も楽しめます。

■今後のバージョンアップ予定

今回は自分の技術的に難しくて見送ってしまいましたが、赤外線による対戦をできるようにしたいと思っています。

(たこ2)
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シェアウェア(525円)
スキヤキウォーズ 1.0 スキヤキを舞台とした対戦ゲーム (64K)



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