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Pocket Vector ソフトニュース - 2001.06.27
情報箱4.5 for Windows CE 情報箱4.5 for Windows CE 4.5
ファイル連携も可能な、多機能情報データベースソフト
WindowsCE 製品・試用可(4,500円)
メイン画面
■左から箱リスト、見出しリスト、内容エリアと、情報を用途別に区切って管理。内容エリアはさらに見出し、内容、キーワードに分かれる

あらゆる情報を管理してデータベース化するツール。アウトラインプロセッサや日記帳、ブックマーク集などのさまざまな利用が可能だ。便利な検索機能やファイル連携機能も備えている。

「情報箱」は、その名のとおり情報をフォルダのような「箱」に入れて管理するツール。情報を「見出し」、「内容」、「キーワード」で構成して管理するのが特徴だ。画面は左から情報箱リスト、見出しリスト、入力エリアに分かれており、入力エリアはさらに見出しエリア、内容エリア、キーワードエリアがある。新規で情報を入力する際には、「箱」を選択/作成して指定し、見出し/内容/キーワードの各エリアに記入していくだけでよい。テキストファイルの文字情報を取り込むこともできる。

「キーワード」を入力しておくと、検索の際にその言葉を使って、素早く関連データを検索/一覧することができる。検索にはキーワード検索のほか、全文検索や日付検索などがあり、データベースから効率よく必要な情報を取り出すことができる。

ファイルと連携(添付)する機能があり、内容へファイルを登録するとファイルのデータが記録され、そこからファイルを開くことができるようになる。アプリケーションを登録して立ち上げることも可能だ。JPEG形式の画像の場合は、内容エリアにプレビューを表示させることもできる。

そのほか、あらかじめ、サンプルとしてURL集/アルバム/住所緑などのテンプレートが用意されているほか、作者のホームページでは、さらに多くのサンプルが公開されている。また、入力の際に日付や時間を挿入したり、箱の不要な項目を診断したり、記入したURLをクリックしてそのページへジャンプ(クリッカブルURL)したりといった機能もある。

reviewer's EYE 手軽に情報を入力してまとめ、そのデータを検索して利用できるので、無限な使い方が期待できる有効なツールといえる。ただ、自由度が高いソフトなので、最初は何に使ったらよいか分からない、ということもあるかもしれない。作者ホームページにはいろいろなテンプレートや使用法が紹介されているので、最初はこれらを参考に作成するとよい。

PocketPCでも動作可能だが、1画面に表示できる情報量を考えると、Handheld PC のように大きな画面のマシンの方が使いやすいだろう。なお、動作可能な機種については、作者のホームページに掲載されているので、購入前に確認することをお勧めする。
(ピンフ)


スクリーンショット》 F1のデータ入力中。キーワードを入れておくことによって、後で楽に検索することができる
スクリーンショット》 JPEGファイルが添付されているときは、右側にプレビューを表示
スクリーンショット》 箱の診断の結果。不必要な項目を調べてくれる


【作 者】 富士ゼロックス(株)
【作者のホームページ】 http://www.fujixerox.co.jp/soft/johobako/
【補 足】 体験版は、製品版のすべての機能を30日間利用することができる
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

情報箱は、日々の細々した知識を蓄積・活用するための環境として開発されました。開発コンセプトは、「普段使うものはシンプルが一番」です。ですから、本当に必要な機能に絞り込んだシンプルで軽快な動作を特徴としています。

■開発中に苦労した点

CE版開発にあたっては、操作の軽快さを維持するのに非常に苦労しました。表面的にはわからないのですが、スピードアップのために専用の文字入力エディタを開発いたしました。おかげさまで、お客様からも「軽くて速い」とのご評価をいただいております。また、OSバージョン/CPUタイプ/ハードウェアタイプ等が異なる様々なCE環境での信頼性確保には特に気を使いました。

■ユーザにお勧めする使い方

情報箱は非常に自由度の高いソフトですので、お使いいただく方の創造力で無限の活用が可能です。書きかけの原稿、思いついたアイデア、デジカメ画像といった日常の雑多な知識の蓄積・整理に是非ご活用ください。また、使えば使うほど、味が出てくるソフトですので、長くご愛用いただければと思います。

■今後のバージョンアップ予定

お客様のご意見をお聞きしながら、次バージョンを検討していきたいと考えております。バージョンアップ等につきましては、情報箱ホームページを通じてご連 絡させていただく予定です。

(富士ゼロックス(株))
GO! DOWNLOAD
上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のダウンロードページにジャンプします。ダウンロードページから、FTPまたはHTTPでソフトをダウンロードできます。ダウンロードページには、作者データページへのリンクもあります。

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