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Pocket Vector ソフトニュース - 2001.06.20
J-DOC Reader J-DOC Reader 3.2b3
小説などの長文を、読み手のスタイルにあわせて表示できるテキストリーダ
PalmOS フリーソフト
メイン画面
■Palmで読書が楽しめる。画面は「まだらの紐をめぐる冒険」(コナン・ドイル作:山透司 悠丸訳)より

DOC形式の文章データを表示するテキストリーダ。メモ帳では表示できない長い文章の閲覧に役立つ。自由なキー設定やメモリカード内のテキストを読みこむ機能なども備えている。

テキストの閲覧はPalm標準の「メモ帳」でも可能だが、4KB以上の文章になると分割されてしまい、長文を読むには不向きだ。しかし、DOC形式で保存されたテキストであれば、この「J-DOC Reader」を使用して長文でも問題なく快適に読めるようになる。小説やデータ類など、DOC形式で配布されているものは多く、それらの閲覧には欠かせない存在。テキストファイルをDOC形式へ変換するには、PC上で「PiloDoc」などのコンバートソフトを利用すればよい。

使い方は簡単で、起動後、インストール済みのDOCファイルを選択するだけで閲覧することができる。文章を読む際には、画面タップまたはハードキーを利用してページめくりが行えるほか、1行ずつ/トピックごと/文章ごとの前後移動も可能だ。これらの操作のタップ位置やハードキー設定は自由に変更することができる。CLIEシリーズではジョグダイアルによる操作も行える。

そのほか、4段階のフォントサイズ変更や90°ずつの画面回転、文章のコピーなどの操作が行える。また、一部のメモリカードに対応した機種であれば、そこからテキストファイルを読み込むこともできる。本体のDOCファイルとメモリカード上のテキストファイルを互いに変換することも可能だ。

reviewer's EYE ソフトのReadMeなど、意外に容量の多いテキストは多いもの。このソフトはそれらを快適に閲覧できるように設計されている。最近ではDOC形式のデータが多数配布されており、Palmの楽しみがより一層広がっている。

特にハードキー操作であれぱ片手で操作が可能なため、移動中でも寝転がりながでもら読書を楽しむことができる。読書に限らず、さまざまなテキストの閲覧ソフトとして、さらに有用な使い方ができるだろう。
(塩野貴之)


スクリーンショット》 DOCファイル選択画面。メモリカード内を選択するときは、右上の「本体」を変更する
スクリーンショット》 各種ボタン操作もユーザが任意で設定することができる
スクリーンショット》 画面の回転ができるので、Palm本体を持ちやすい方向に変更することが可能だ
スクリーンショット》 文字の大きさを選択して、テキストに合った設定ができる


【作 者】 山田 達司 さん
【作者のホームページ】 http://www.simple-palm.com/

ソフト作者からひとこと
J-DOC Readerは世界2番目の、また世界で初の日本語が表示できるDOCリーダーソフトとして生まれました。それ以来多数のユーザーのみなさんにご愛顧いただき、少しづつ成長してきました。

J-DOC Readerはこれからも、最先端の技術を取り入れながら、シンプルでパワフルな使い勝手を守っていきたいと思っています。

どうか、J-DOC Readerをお楽しみください。

(山田 達司)
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フリーソフト
J-DOC Reader 3.2b4 DOC文章を閲覧するテキストリーダー (25K)



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