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Pocket Vector ソフトニュース - 2001.05.30
マイホーム・シミュレータ マイホーム・シミュレータ 1.0a
現在の支払い能力から、買える不動産を試算するソフト
PalmOS フリーソフト
メイン画面
■項目ごとに数値を記入すれば、ズバリ購入目安を教えてくれる

毎月支払える金額や頭金、年利などから、10年以上の長期のローンでどれだけの買い物ができるかを算出するソフト。不動産の金額だけでなく、車などの大きな買い物の試算にも応用できる。

「マイホーム・シミュレータ」はシンプルなローン計算ソフトだが、他のローン計算ソフトとは多少趣が異なる。特に賃貸物件に住んでいる人を対象に、「毎月の家賃がローン支払いと同額だったとしたら、どれだけの家が建てられるのだろう」と、マイホームへの夢をくすぐるのがコンセプトとなっているのが特徴だ。メインとなる試算画面では、数値を入力する以下の項目がある。
  • 現在の自己資金(頭金)
  • 毎月支払える金額(月賦:賃貸物件に住んでいる人は今の家賃)
  • ボーナス払いの金額(ボーナスが年2回として、1回の支払い金額)
  • 金利(年利)
  • 支払い期間(ローン年数)
これらを入力し、「計算」をタップすると、現在の支払い能力で買える最大の物件金額が算出される仕組みだ。また、計算を保存しておき、履歴画面で以前の計算を参照したり、もう一度シミュレートをやり直したりすることもできる。

ローンの計算はボーナス払いや年利などが複雑なため、なかなか計算が難しいもの。しかし、このソフトがあれば住宅展示場などで物件を見て歩く場合などでも素早い計算が可能だ。また、不動産物件以外にも、自動車のローン支払いなどの大きな買い物の際にも十分に役立つ。

reviewer's EYE 不動産関連の広告などを見ていても額が額だけにピンと来ない場合も多いが、いざ自分の払っている家賃や自己資金を考えて計算してみると、このくらいの物件なら手が届くのか、と改めて気付くことも多いだろう。不動産の購入を漠然と考えていた人にとっては有益なソフトといえる。

ただ、少し気になった点は、年利の計算があくまでも一律なので、金融公庫などで年利がアップするような場合の購入シミュレートには対応していないこと。また、四捨五入の計算方法などで実際の計算とは若干の誤差が出るため、数字はあくまで目安として認識しておくほうがよいだろう。
(塩野貴之)


スクリーンショット》 履歴は日付ごとにかなりの数が保存できる
スクリーンショット》 入力間違いは常識的な範囲で注意を促してくれる


【作 者】 (株)ケーティーコンサルティング
【作者のホームページ】 http://www.ktco.co.jp/

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フリーソフト
マイホーム・シミュレーター for Palm 1.0a 今の家賃でいくらの物件が購入可能かシミュレーション (33K)



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